本校の使命と教育方針

 本校は、1962(昭和37)年に開設された秋田大学学芸学部附属小学校の特殊学級、同39年に開設された附属中学校の特殊学級を母体として、1972(昭和47)年に秋田県内初の知的障害のある児童生徒を教育する養護学校として開校しました。

 半世紀にわたり秋田大学の附属学校として、教育目標である児童生徒の「能力・個性の伸長と社会生活への参加」に向けた教育の充実はもとより、教育の理論と実践に関する実証的な研究と、教育実習の指導を通した教員養成といった使命に誠心誠意取り組んでいます。これまでの歩みを振り返り、令和という新しい時代にマッチした新たな学校の創造に努めてまいります。

           

研究について

 本校では、「主体的にヒト、モノ、コトに関り、生涯にわたって学びに向かい成長しようとする力」である「生涯学習力」に着目した研究実践を継続的に行ってきています。「生涯学習力」の向上は、障害のある児童・生徒にとって大変重要なことであると捉えています。これまでの研究実践を踏まえて、更なる発展を目指してまいります。

大学・地域との連携

 秋田大学教育文化学部の附属の特別支援学校である本校は、大学との連携を通じて、教育の理論と実践の往還をし、新たな知を生み出す先進的な学校であるということができます。

 秋田大学手形キャンパスや学校近隣の商店街において「わかはとショップ」(作業学習製品の販売や喫茶コーナー)を定期的に開催しています。多くの方々に訪れていただき、貴重な交流の機会となっています。また、公共施設、事業所等でミニ学校展を開催し、地域の方々との交流の拠点にしています。

 さらに、秋田大学との連携を強固なものとし、大学の所持する専門的知見を附属特別支援学校の実践に活用し、特色ある教育実践の場を構築してまいります。

インクルーシブ教育の拠点

 本校は、附属幼稚園、附属小学校、附属中学校と同一敷地内に設置されています。インクルーシブな教育環境を最大限生かし、幼児児童生徒との交流及び共同学習を推進するとともに、小学校や中学校における障害理解授業の提供などを通して、共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。

ICT機器等の活用

 これまで本校は、計画的に整備してきたインターネット環境やICT機器等を活用した教育活動に取り組んできました。引き続き、ICT機器等を効果的に活用し、児童・生徒の皆さんの成長のための教育が提供できるように努めてまいります。

             

              秋田大学教育文化学部 附属特別支援学校 校長 前原 和明

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